類似する資格として臨床心理士資格などがあり、それらの資格は心理的な問題を抱えたクライアントに対して「治療」や「精神療法」を用いて問題解決にあたります。
一方、精神対話士は精神面での援助という点では共通していますが、臨床心理士のように精神療法は行いません。あくまでも心に寄り添い「温かな対話」を通して、気持ちを傾聴することで、相手の存在を真心で受け止め、不安や孤独感を共感していきます。これにより前向きに生きる援助を行なっているのが精神対話士です。
また、精神対話士は直接クライアントのご指定のところへお伺いすること(心の訪問ケア)も他の資格とは違う特徴の一つです。
はい。精神対話士の資格取得をするための機関はメンタルケア協会のみです。他の資格学校での資格取得はできません。すべての精神対話士は、メンタルケア協会と契約を締結し活動を行なっております。 なお、「精神対話士」、「対話士」は、メンタルケア協会の登録商標です。
精神対話士になるには、 「精神対話士選考試験」という試験に合格する必要がありますが、その「精神対話士選考試験」を受験できる対象者は、メンタルケア・スペシャリスト養成講座の基礎課程・実践課程の修了者のみとなります。メンタルケア・スペシャリスト養成講座は、どなたでも受講が可能です。
まず、年に1~2回(開催地域によって異なります)開催される「メンタルケア・スペシャリスト養成講座」を受講する必要があります。「メンタルケア・スペシャリスト養成講座」には基礎課程と実践課程があり、基礎課程を修了した方が実践課程に進むことができます。実践課程を修了された方は、「精神対話士選考試験」を受験することができます。その後「精神対話士選考試験」に合格し、メンタルケア協会と契約を結ぶことで、晴れて精神対話士になることができます。
費用は合計199,000円です。内訳はメンタルケア・スペシャリスト養成講座の基礎課程受講料が136,200円、実践課程受講料が62,800円です。いずれもシラバス、テキスト代を含んでおります。「精神対話士選考試験」は無料で受験が可能です。
精神対話士として活躍されている方々は男女問わず、幅広い年齢層から構成されています。最も年齢が低かった方は17歳の女子高校生です。一方では、80歳を超える高齢者の方もいらっしゃいます。また94歳の方が、メンタルケア・スペシャリストの実践課程を修了された例もあります。最近では、主婦の方・定年退職を迎えられた方・会社員の方、医療・介護従事者、学生の方などの受講も増えております。
年齢・学歴・職歴不問ですので、受講は可能です。実際に70代以上の方も受講や資格取得に励み、メンタルケア・スペシャリスト、あるいは精神対話士として活躍しておられます。高齢者の方もこれまでの人生経験を是非活かしていただきたいと、メンタルケア協会では考えております。
一般企業から、介護・福祉施設、老人ホーム、病院、学校、災害被災地、地方自治体、ハローワークなど様々な活躍の場所があります。阪神大震災をはじめとして、災害被災者に対して心のケア活動は、マスコミに取り上げられるなど、精神対話士の活動が高く評価されています。
個人の方に対してはご自宅などご指定の場所に直接伺っております。
高齢者、引きこもりの方、介護に疲れた方、事故や震災の被災者、病人、ホスピスで暮らす方、学校生活や職場で精神的ストレスを感じている方など多岐にわたります。
1回80分の活動に対し4,192円の報酬システムです。
「精神対話士資格証」の交付を受けたのちに、メンタルケア協会から派遣依頼があり、精神対話士として報酬を得て活動が開始されることになります。
5年に一度、更新手続きがあります。また定期的に行なわれるフォローアップ研修があります。
メンタルケア協会では、バックアップ体制が整っておりますのでご安心ください。精神対話士は毎回の対話内容をレポートで報告していただき、それに対する精神科医などからのフィードバックが受けられます。また、問題が発生した場合などには、メンタルケア協会に連絡をすれば専門家の指導や助言が受けられるようになっております。
メンタルケア・スペシャリストは講座で修得したことを活かし、独立してカウンセラー業務や人生に活かしていただくことができます。一方、精神対話士はメンタルケア協会と契約をして報酬を得て活動することになります。
履歴書の資格欄にご記載いただくことをお勧めします。資格がものをいう時代です。能力を証明するためにも資格は必要です。就職面で有利になる場合があるだけではなく、「メンタルケア・スペシャリスト養成講座」の受講そのものがご自身の「よりよく生きるヒント」になるばかりか、ご家族やご友人などの、人間関係や社会生活にも役立ちます。
必要ありません。受講者の半数以上の方が、心理学や医学などを初めて学ぶ方たちです。
講師陣が分かりやすい講義を心がけておりますので、ご安心いただければと思います。