精神対話士とは
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精神対話士の活躍の場

資格の有用性・将来性

人生には様々な試練があり、その精神的、身体的痛みを負うことによって、生きる希望や意欲を失ってしまうことは決して特別なことではありません。特に社会生活においても家族関係においても"つながり"が希薄になってしまった現代社会では、心の傷は誰の身にも起きても不思議ではなく、一度心が風邪をひいてしまうとその回復が難しくなっています。

これまではそうした悩みは自分で解決するものだと思われてきました。そしてそうした悩みに押しつぶされたり、押しつぶされそうになった人々が、精神科医や臨床心理士など心の病を扱う医療機関を訪れるものだと考えられてきました。

しかしその前段階、つまり思い悩んでいる段階で友人に相談するように、心の重荷を聴いてくれるプロフェッショナル「精神対話士」が身近にいれば、深刻な状態になる前に本来の自分らしさ、生きる意欲を取り戻せるものです。

いじめによる不登校やリストラ、高齢化による孤独感など、冒頭に記述したような様々な悩みから、精神対話士を必要とする人々は今後ますます増加していく傾向にあります。クライアントからダイレクトに依頼が増えることはもちろん、こうした社会問題に歯止めをかけるために積極的な対策を打つ地方自治体や企業、団体からの依頼も増加の一途をたどっています。

精神対話士という資格を持ち、職業として活動することによって収入を得る人材は今後さらにニーズが拡大していくことはもちろんですが、メンタルケア・スペシャリスト養成講座の受講そのものが自分自身の「よりよく生きる」ヒントになるばかりか、周りにいる家族や友人、同僚への対応にも役立ちます。

事例紹介

教育委員会において
スクールカウンセラーという言葉を耳にしたことがあると思います。心のケアの専門家でない教員が悩みを抱える生徒をフォローするのは難しいことです。そうした状況を踏まえ、例えば福井市の教育委員会では、独自に小学校に精神対話士を派遣することを決定。児童が気軽に精神対話士と話ができる環境が整えられています。また児童に限らず、教員や児童の家族も精神対話士とかかわることで、不登校児がゼロになるなどいじめや不登校などの問題解決にあたっています。
介護施設において
リタイヤ後の社会的、精神的喪失感、一人暮らしの寂しさ、老人施設にいても募る孤独感など、高齢化社会において多くの高齢者が生きがいを失い生きる元気をなくしています。精神対話士は、このような多くの方々の心の声に耳を傾け、思いを共有することで心を和らげ、前向きな気持ちで生きていくための支援を行なっています。
病院において
病院で闘病生活を送る方は、身体面の不調が精神面にも影響し、ともすれば気持ちがより閉鎖的になり常に不安な気持ちを抱えて時を過ごしています。精神対話士はこのように日々不安を感じている方との対話を通して不安感を和らげます。ホスピスにいらっしゃる方と対話し気持ちを共有することで、死への恐怖を和らげるお手伝いもします。
一般企業において
大手自動車会社、百貨店など社員の心の健康(メンタルヘルス)対策を拡充するにあたり、 「健康相談センター」に精神対話士を配置。社員からの幅広い相談に応えられる体制を整備しました。休職者の早期復帰を手助けして離職者を減らし、会社全体で接客などのスキルを向上させております。
阪神・淡路大震災において
数多くの精神対話士が被災地に入り、被災者に語りかけを行ないました。近しい人を失った悲しみ、家を失なった不安感、地震へのトラウマと恐怖感、仮設住宅暮らしのストレス...。多くの人の心に寄り添い様々な悩みを聴き、精神的によい方向へ向かうことを信じて精神対話士の活動は続きました。この活動によっても、精神対話士の存在に理解が広がりました。
アメリカ同時多発テロにおいて
アメリカの報道各社はメンタルケアに5000人の専門家が必要であるというニュースを流しました。全米各地はもとより、海外からもメンタルケアの専門家が集まったことはその後の報道からも知られるところです。
児童センターにおいて
能登半島地震でショックを受けた子供たちの心のケアを目的に、精神対話士が子供たちの夢を膨らませ将来への希望と活力を生み出す「未来をはぐくむ夢対話」教室が開かれました。同市内の小中学生12人が参加し、将来就きたい職業についてのイメージを絵で表現しました。精神対話士に応援してもらいながら各自が夢の発表をしました。参加した精神対話士は「会話が苦手な子供が増え、感情豊かな作品が少ないのが全国的な傾向でしたが、これからは私たちがゆっくり話し相手になってあげることが大切です」と強調しました。そのほか、同様の企画で「夢対話」を全国各地で開催し、好評をいただいております。
ハローワークにおいて
ハローワーク金沢では、2009年12月の職業・住宅・生活支援の総合窓口「ワンストップ・サービス・デイ」に、心のケアの専門職、精神対話士が全国で初めてブースを設け失業者らの話を聴き対話をくり広げました。ブースの設置は県の依頼で、年末や年度末に失業者の増加が懸念されることから緊急で実施しました。
地方自治体において
石川県の自殺防止対策の補助金認定事業として、精神対話士が金沢市内の寺で悩みを抱える人たちの相談に応じています。自治体が同対策で精神対話士を活用する例は全国初。家族に関する事や仕事、職場での人間関係、介護疲れ、多重債務、健康問題などの多様な悩みに精神対話士が一対一を基本として対応しました。また、「子育て支援センター」や「消費者センター」などでも活動を実施しています。